「50:50 in 2030」を目指して

第二の創業の経営目標は、「50:50 in 2030」。

トレアキシン®は、導入から5年後の2010年に国内承認取得・販売を開始し、2022年12月期には売上高100億円と通期黒字化を達成しました。
この黒字化の実績がなければ、2019年12月期より着手しているブリンシドフォビルを中核としたグローバル開発の実現はありませんでした。
自社販売体制の確立と黒字化を経て、研究開発中心の「第二の創業期」と位置づけ、ブリンシドフォビル開発を中心に、2030年までに日本国内と国外の売上比率を50:50とする「50:50 in 2030」を経営目標としています。
2025年12月期以降は国内における新規化合物のライセンス導入を検討しており、2030年までに日本国内、グローバルともに売上高100億円規模の商業化を目指しています。

※1: Proof of Conceptの頭文字で、研究開発中の新薬候補物質において、有用性・効果が認められること。
※2: Cooperative Research and Development Agreementの頭文字。NIHなど連邦政府研究機関が、民間企業や大学との共同研究を行う際に締結される正式な契約。

第二の創業期における経営目標達成のため、ブリンシドフォビルの開発状況を注視しながら商業化に向けた取り組みを進めています。移植後ウイルス感染症領域と血液がん領域において承認取得を目指すとともに、脳神経変性疾患領域でのグローバル共同開発も検討します。
また、ブリンシドフォビルの最大の特長である広範なウイルス活性を活かすため、さまざまな治療領域において事業提携も模索しています。