

SyB D-0701は、グラニセトロンを主成分とする経皮吸収型持続性制吐剤であり、がん化学療法時に出現する悪心・嘔吐を抑制する薬剤です。従来の制吐剤が、注射剤あるいは経口剤であるのとは異なり、一回の貼付により悪心、嘔吐を抑制する効果が120時間持続するという特性を持っています。このため、SyB D-0701は今後増加すると考えられる外来におけるがん化学療法の支持療法として、患者さんにとって大きな利便性のみならず、治療をより確実なものとしQOL(Quality of Life)が向上することを期待しています。
悪心、嘔吐は、がん化学療法時の約70~80%に出現する症状といわれ、患者さんにとって最も苦痛を感じる副作用の一つです。持続する悪心、嘔吐は、脱水、電解質異常や低栄養を引き起こしたり、生理的・心理的不快から闘病意欲にも影響するといわれ、悪心、嘔吐を最小限にくい止めることは、がん化学療法を成功に導く鍵となります。
1.急性嘔吐
抗がん剤投与開始後 1 ~ 2 時間くらいの短時間から 24 時間後までに発生する嘔吐。
2.遅発性嘔吐
抗がん剤投与 24 時間から 48 時間経過して発生し、 120時間ぐらい持続する嘔吐。
3.予測性嘔吐
抗がん剤投与の前日くらいから発生する嘔吐。