CSRの取り組み
社長対談

第3回

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圧倒的な新薬でシンバイオ製薬の存在感あり
松田
シンバイオ製薬は空白の領域に特化しているわけですが、患者さんが多いか少ないかは別にして、マーケット・サイズはある程度は決まっているわけで、これほど明解な分野はありません。しかもマーケットが縮小することはなく、むしろ高齢化が進むに従って拡大していくということですね。
吉田
がんという疾患は高齢化に伴う疾患ですから。あまりよいことではありませんが、高齢化に伴い患者さんの数は増え、市場規模は年々大きくなっていくと予測されます。
松田
そう考えると、シンバイオ製薬は数千人しかいないマーケットで勝負をしていると簡単に言うことはできません。その領域で優れた薬が出れば、患者さんに対してお医者さんは確実に使うでしょうから、シェアは相当読めるわけです。数万人のマスマーケットで、競合製品と熾烈な戦いをするのとはわけが違います。
吉田
先ほど少し申し上げたように、驚くべきことに、発売以降12ヵ月でかなりの数の患者さんが治療を受けたのです。
松田
この治療領域において、一昨年に承認された新薬が圧倒的な商品で、シンバイオ製薬がリードしているということは明確ですね。
吉田
先生方は、もうこの薬剤なくしては、治療戦略が成り立たないと、はっきりおっしゃっておられます。
この治療領域で当社の新薬はすでにバックボーンとなりつつあり、今後、新しい新薬が開発されるにあたり本剤との組み合わせで使われていく。つまり併用療法の場合、その片側は必ず当社の新薬になるのです。治療戦略のバックボーンだという見方は、欧米では確立されつつあります。日本の先生方もそう思っておられますので、その結果、1年の間にかなりの数の患者さんの治療に使用されることになったと考えています。
松田
トヨタのプリウスですら、シェアを一定レベルに上げるまでにはそれ相応の時間がかかっています。シンバイオの新薬の浸透スピードはすごいことです。
吉田
優れた新薬がなく空白化していた治療領域に当社の新薬が出たので、もうこの薬しかないということになりました。いままでの薬もそれなりの効果はあったと思うのですが、他に良い薬がなかったので、それを使わざるをえませんでした。そこに、優れた治療効果を持つ新薬が出てきて、一気に使用されたということです。
私どもとしては、再発難治性低悪性度非ホジキンリンパ腫の市場においてシェアを上げていくと同時に、再発難治だけではなく初回治療のほうにも適応を拡大していきます。いまは低悪性度への適応のみですが、再発難治性中高悪性度非ホジキンリンパ腫の試験を開始しています。
松田
シンバイオの新薬は、低悪性度で再発のための薬として承認されたわけですが、他にも中、高、その中でも再発と初発がある。つまり4分野あるのですね。